俺の登場人物

アルフォンス・ハシバ・ピックフォード

◆執事喫茶「川島芳子」執事長。26歳。身長171cm。ブロンドのショートレイヤーがきらめく耽美な麗人。
◆珍しく日本語を解する日系カナダ人ということで重宝されている。
◆遺伝子的には女性で同性愛者であるが、男装を好み、相手は異性愛者の女性でなければ愛せないらしい。お客様をお持ち帰りしてトラブルを起こさないか店長は肝を冷やしっぱなしだとか。

もろきゅう

◆銀星大学構内を闊歩しているダックスフンド♂。
◆主に学食付近のテラスを根城にしているらしく、食事時におこぼれを貰っている様子がよく見かけられる。首輪が無いので野良と思われるが人懐っこいため詳細は不明。
◆その名の由来は彼を洗ってやろうとした善意の学生の「毛は茶色かったのに地肌が緑色だった！」という証言から。
◆しかしその善意の学生の存在は確認されていない。

日本橋　紗枝子（にほんばし　さえこ）

◆マンション「MIKAGEISHI」504号室の住人。身長152ｃｍ,体重○○○kg（三桁）。独身。カウチポテトのプロ。
◆植物人間。脳機能の異状によるそれではなく「植物に酷似した体質を持つ人間」という意味。この体質により彼女は実に26年間に渡る一部屋での引きこもり生活を完遂させ、ギネス記録にその名を残した。
◆32歳時、ベランダ近くの窓辺で日光浴をしていたところを医者に強制的に部屋の外に連れ出されたことによる環境の激変によって急死。

北岡　佃二郎（きたおか　でんじろう）

◆平良森商事の深夜警備員の古株。温和な人柄の中にも丁寧な物腰で同僚からも顔を合わせる社員たちからも評判が高い。
◆巡回時についスキップしすぎるのが玉に瑕ではあるが、それもまた平良森商事のプレゼンの一つと思われている。
◆犯人の一人。時刻表トリックを用い、常磐線の中に移動する密室を作り出すことで数々の不可能社内不倫を成し遂げさせた切れ物の知能犯。

黒木　眞朋（くろき　まとも）

◆銀星大学体育会系運動学領域学部運動力学主専攻。
◆総合的な殺陣などのスペシャリストたるアクション俳優となるため、ダンス・器械運動・乗馬・太極拳その他手当たり次第に「見栄えの良い動き」を追求するための実技単位を取得中。現在では卒業論文の資料の一環として様々なDVDを公費で買い漁ることが可能な地位に上り詰めた。
◆でも一番好きな映画は「死霊の盆踊り」。

唐橋　奈緒子（からはし　なおこ）

◆主人公、のつもりだったが段々出番が無くなっていく人物。
◆銀星大学比較文化学主専攻（文系）。17歳、飛び級一年のため高校三年次。来期に大学クラス編入と同時に東アジア文化圏の情報伝達経路とその影響による文化拡散についての研究プロジェクトに参加予定。
◆出生は静岡県某市、中学時代に部活動で発表した研究課題「朝鮮半島VS日本列島、逆転裁判」が目に留まり高校から銀星大学に編入学。血液型AB/RH+、二月二十八日生まれのうお座。身長148cm、体重○○kg（検閲削除）。栗色の髪のショートカット。制服規定違反未だ無し。
◆非常に優秀な勉学態度であるが、若干集中力に欠けるきらいが見える。プレゼンテーション能力の教育が遅れている地域からの編入学であるため、思考内容伝達力が規定値よりも下回っている。要指導。
◆好きな食べ物であるバナナが学食のデザートに出るのが数少ない平日の楽しみ。
◆所属サークル、「特定偏向心理研究部」、略称「特偏研」。通称「恋愛部」。恋に恋するお年頃の女子に恋する男子に恋するお年頃。